home blog

blog 地域のこと。旅のこと。

home blog

illust

#サイクリング #地域 #茨城食材 

利根川・鬼怒川・小貝川 秋のリバーサイドを楽しむサイクリングツアー(前編)

2021.12.9

「川と親しむ」、「街中をめぐる」。自転車のスピード感だからこそ、ゆったり、じっくり知れる。橋と船を使い、茨城と千葉の県境、利根川を自転車ごと往来。後半は自然豊かな守谷の癒しスポットめぐりと小貝川・鬼怒川周辺をライドしました!

利根川、取手市

利根川沿いの土手を快調に走行!

テーマは「川」と「街」。利根川・鬼怒川・小貝川、3本の川が流下する取手・守谷エリア

首都圏の水源として国内の経済活動上重要な役割を果たしている利根川。支流の鬼怒川、合流する小貝川。特に利根川は「坂東太郎」と呼ばれた日本三大暴れ川の一つで、江戸時代初期に行われた利根川東遷事業により、流路を変更された歴史を持っています。古くは江戸に行く為の船泊があり、かつての船頭さんたちの集落も。今でこそ首都圏のベットタウンとして飛躍的な発展を遂げた取手・守谷エリアを、「自転車」という手段でじっくり訪れてみようという企画でした。

小堀の渡し、取手市
ゆったりと利根川をゆく小堀(おおほり)の渡し

 

出発点は守谷。利根川沿いを南下して取手へ。生活水路「小堀の渡し」を体験。

守谷・鬼怒川のほとり、小高い丘の上にあるトラットリア・さくら坂VIVACE。今回、スタート&ゴール地点のサイクルステーションとして設定されました。集合時に自転車のメンテナンスチェックやフィッティングを行い、オリエンテーションを実施。両日ともに快晴の中、スタートとなりました。

前半、利根川沿いのロードでは、アテンドガイドの高橋利明さん(G Tec Lab Toshi 代表)からのワンポイントレッスン。自転車ビギナーでこれからスキルアップをしたいという方にフォームやポジション、走行時の体の使い方などをレクチャーしてもらいました。視界が大きく開け、心地良い走行をできるビギナー向けのルートです。

今回のツアーの目玉である「利根川の往来」。まずは新大利根橋を茨城県側から千葉県側へ。車で渡ったことがあっても自転車では初めて、というご参加者様がほとんどでした。さらに利根川沿いを南下し、取手市に位置する「小堀(おおほり)の渡し」乗船場へ。

小堀の渡し、取手市
小堀の渡し乗船場にて(取手市)

かつて取手市の南を蛇行して流れていた利根川は、水害が絶えなかったことから明治40年から大正9年までの間、現在のように真っ直ぐに流れるよう改修工事が行われました。当時、地続きであった小堀(おおほり)地区の生活水路として大正3年に渡し船を出したのが始まりと想定されています。

その歴史ある渡し船は、取手市の運営によって利根川を訪れるサイクリストにも門戸が開かれ、気軽に利根川を自転車とともに渡る事ができる交通網となっています。

小堀の渡し、取手市
利根川をゆく小堀の渡しに自転車ごと乗船

チャーター船が到着するまでの間、土手で取手市の名産銘菓、まるやま千栄堂さんのお団子、小川製菓さんの甘納豆、真六さんの奈良漬けとあたたかい緑茶でひと休み。また、アテンドガイド伊藤歩さんからは、利根川エリアがまだ海だった頃からの歴史的・地理的なガイディングも。参加者様も興味深々で聞き入っていました。

アテンドガイド、伊藤歩
アテンドガイドの伊藤歩さん。茨城県内の「生の地域の声を届けたい」と活動する。

いよいよ乗船。長年渡し舟の運航に携わる船頭さんに導かれ、船の中へ。対岸までは10分程と短いクルージングですが、キラキラと水面が揺れる利根川を思い思いに楽しんでいただきました。

小堀の渡し、取手市
渡し船に自転車を乗せて。

 

後編はこちら

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – 

共同開催 さくら坂VIVACE(守谷市)

photo by Kiyomi Ajihara & Yuki Matsuura & rall.hour

page link  – – – – – – – – – – – – 

rall.hour / コンセプトとビジョン

rall.hour / 商品の特徴

rall.hour / ツアー詳細ページ一覧

rall.hour / 過去のツアーレポート

Mount Tsukuba.com /インタビュー掲載

– – – – – – – – – – – – – – – – – – –