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#地域と旅 #旅のはなし #筑波山 #霞ヶ浦 

茨城県南部 ラール・アワーの はじまり と これから

2021.2.21

弊社の原点は今から3年前。茨城県南部の守谷市で、グリーンツーリズムのお手伝いさせていただいたことです。生産者さんを訪ねてお話を伺い、その場で味わい、さらに地産素材を生かした食事を堪能してもらうツアーでした。地元でありながら、初めて知ることばかり…。国内外を飛び回り、走り続けてきた足元に、未開封の段ボール箱をトンと置かれた気持ちでした。その後、茨城県南部を専門的に扱う地域限定旅行業として誕生。地元での初の大仕事を終え、改めて「地域と旅」の関わり方を考えてみました。

地元の自然資産『筑波山と霞ヶ浦』の魅力を再発掘
霞ヶ浦・歩崎で行われたレイクセルフヒーリングの参加者様

 

3年間にわたり取り組まれてきた茨城県の「筑波山・霞ヶ浦広域エリア観光連携促進事業」。弊社では、「Mount Tsukuba Tours / PLAY」の企画・運営を担ってきました。お題は「新しい切り口を盛り込んだツアープログラムの開発」。当たり前のように生活に溶け込んでいる地元の魅力を客観視する必要がありました。

この事業は、ツアープログラム開発事業の他に、筑波山のサインガイドライン整備やグルメ土産品開発など、産官学連携で同時に複数の柱を推進していくリブランディングプロジェクト。Mount Tsukuba.comは、その結集ともいえるポータルサイトで、筑波山域に関するディープな情報を発信しています。(運営:株式会社ターバン

首都圏からの「茨城の玄関口」として
霞ヶ浦・誰でも
誰でも霞ヶ浦/霞ヶ浦を走るヨット(株式会社ラクスマリーナ

 

筑波山、ケーブルカー
筑波山ケーブルカー(筑波観光鉄道株式会社

 

筑波山・霞ヶ浦を含む茨城県南部は首都圏からほど近く、電車で最南端の守谷市/取手市までは約30分。筑波山・霞ヶ浦やその周辺エリアまでは、更に約1時間でいくことができます。

近いゆえに、気軽に訪れていただける傾向は強く、観光目的で茨城を訪れた人のうち約94%が日帰り旅行、宿泊旅行はわずか6%という調査報告があります。また、宿泊人数全体のうち、ビジネス目的が全体の57%を占めており、県全体の宿泊者数はビジネス客が押し上げている実情も。(※いずれも2019年度茨城県観光客動態調査より)。

旅先での過ごし方に個々人のこだわりが投影されるようになり、さらに今後ビジネス出張が減少していくことを鑑みると、地域のディープな魅力で惹きつけ、ゆっくり・じっくりと過ごしてもらう宿泊・観光のスタイルが、このエリアには必要だと感じます。

弊社で取り扱うのは、観光地めぐりを主目的とする周遊型ツアーではなく、特定の地域でじっくりと過ごし、ディープな魅力と自然アクティビティ・地産食を組み合わせた「オールインワンの体験」。加えて、古民家をリノベーションした宿や、各個性的な特徴を持つキャンプ場、関東平野一望の絶景宿など、茨城南部ならではの宿泊滞在をご紹介していくことが、玄関口に立つ身の役目と考えています。

古民家
筑波山中腹の古民家ゲストハウス人時にて

 

キャンプ場
市中にありながら自然豊かなつくばフォンテーヌの森(キャンプ場)

 

今、そしてこれから。地域と旅の関わり方
筑波山、ガイド
筑波山神社境内監視員も担う、登山ガイド土生都直哉さん

 

筑波山、稲刈り
筑波山麓・すそみの森/稲刈りイベント(つくば環境フォーラム

この2年間、各地域の方々とお話する機会が増え、抱えている様々な課題も見えてきました。

特に複数のエリアで聞こえてきたのは、地域の祭事や、自然保全活動の担い手が、高齢化によって不足しつつあり、将来的に継続不能になるのではという不安の声です。地元の方々からは「地域の宣伝や、祭事などに継続的に関わってもらえる新しい誘客は有難い」という率直な意見が多くありました。

コロナ禍において観光業の在り方そのものが変化していく中で、旅行業が地域課題に寄り添うことは最も大切なことと感じています。

より濃いその土地の魅力を体感してもらい、共感や愛着を喚起すること、そして地域の為に尽力されている方々を知ってもらう旅。弊社では、旅を通して、地域の課題解決や保全活動にも還元していきたいと考えています。

それでも一番大事な事は…
お客様の「楽しかったなぁ」
筑波山、家族
筑波山のプライベートツアー

 

石岡、牧場、女性
鈴木牧場さんにて(石岡市)

継続して来てもらいたい…
それに最も重要なことは、「顧客満足度」です。
わかりやすい表示やサイン、ユニバーサルデザインの宿泊施設やトイレの完備など、来訪者が心地よく利用できる「ハード」と、地域の人々とのふれあい、来るたびに出会う新しい発見など心に残る「ソフト」、両輪によって、お客様の心地良さは育っていくものと考えています。

『大人数ではなく少人数で、またはセミオーダースタイルのプライベートツアーで。』

より深くじっくりと地域に触れあって頂くために、弊社で取り扱う旅のスタイルをそのように決めました。

そして、ラール・アワー は

地元の方々と取り組みたいことを社名にしました。

「rall.」 は 音楽用語で「自然にだんだんゆっくりと」の意です。

大型団体商品で地域を訪れてもらうのではなく、「時間商品」で来訪者と地域をつないでいく。
お客様には、心の栄養になる「時間」を提供する。

いつか、rall.hourの「h」が無くなって、「our=わたしたちの」という概念の元、地域の旅づくりができるようになったらいいな と思っています。

旅の仕事は出逢いが全て

この2年間に、各地を走り回って、地域のみなさんと新しくこの世に生みしたプログラム。地元の人しか知らない、味わえない景色や体験が沢山見つかりました。

一度かぎりの出会いにせず、地域につながりを生んでいく活動を続けていきたいと思っています。

地元事業者さんや生産者さん、プロフェッショナルなガイドさん・スタッフさん、地域住民の方々、プロジェクトメンバーとの出逢い。

全てに感謝して… 次のrallな旅を作っています。

 

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rall.hour / コンセプトとビジョン

rall.hour / 商品の特徴

Mount Tsukuba.com /インタビュー掲載

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photo by  atacamaki photography