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#ウェルネス #自然体験 #茨城食材
秋の筑波山麓ウォーキングツアー ~普門寺「観法体験」プログラムと「神郡米」新米ランチ~
2022.11.23
筑波山麓、豊穣の秋。
10月下旬から11月上旬にかけて、筑波山麓で行われる「筑波山麓秋祭り」。
筑波山の伝統行事や歴史文化財に触れる貴重な機会として、音楽イベントや市場など地域の特色を生かした催しが各エリアで設定される、地域一体となって振興を図るお祭です。
筑波山麓の3つのエリアを「歩いて」めぐるツアープログラム
その期間中に、rall.hourがご用意した企画は、筑波山麓に点在する3つの地区をめぐり、穏やかに流れる暮らしを体感するウォーキングツアー。
車や自転車では通り過ぎてしまう、小さな史跡や生産現場、暮らしの様子など、アテンドガイドがご案内する約10kmのコースです。
歩いてめぐるから気づける、小さな秋
ウォーキングのスタートは筑波交流センター。つくば霞ヶ浦りんりんロードを少し歩いて、まず向かうのは平沢エリア。
いまから千年以上前の奈良・平安時代の筑波郡の役所跡平沢官衙遺跡。一般の遺跡ではみられない大型の高床式倉庫が数多く並び、かつて税である稲や麻布などを納めた、郡役所の正倉跡と考えられています。
近接するつくばワイナリーでは、ブドウの収獲が終わったブドウ畑にお邪魔しました。つくばワイン特区としての発展を続ける生産現場のお話は、みなさんもご興味をお持ちになられていました。
つくば道の起点「北条」から、筑波山麓の稲作の原点「六所」へ
江戸時代に筑波山参拝の門前町として栄え、歴史的な店蔵や土蔵の街並みが今でも残されている北条地区を抜け、「つくば道」へ。
かつては、江戸幕府の時代、筑波山の中禅寺(現在の筑波山神社)堂社再建のための資材運搬路として整備された道です。
つくば道を抜けると、縄文時代の遺跡から、稲作が行われていたと言われている六所エリアです。
筑波山に連なる標高の低い山地と、古い街並みを中心とした集落には、古き良き筑波の時代にタイムスリップしたようです。
ツアーならではの2つの特別な体験。
お昼ごはんには、筑波山の水と土壌の恵みで育ったお米「神郡米」を農家さんから直接仕入れ、地元産食材と組み合わせた特製弁当をご用意。神郡地区の鎌倉時代に建立された古刹「普門寺」の境内にてお昼をいただきました。
新米は、ツアー当日、さくら坂VIVACEのキッチンで、10合炊きのガス釜で一気に炊き上げ、そのままおにぎりに。お米そのものの味を感じてもらうため、シンプルに塩、味噌、梅でご用意。地元のキノコと筑波山麓のお味噌を使った特製キノコ汁も好評でした。
今回のテーマである「秋のめぐみ・筑波山麓神郡地区の新米」の味には、参加者様からも「おいしくて感動しました!味噌のおにぎりは初めてで、他の食材もどれもとても美味しかったです。もう一度食べたいです。」とのお言葉もいただきました。
お昼ごはんの後は、普段は実施されていない特別プログラム「普門寺」での観法体験。開かれた寺を目指し、お檀家の方だけでなく、筑波山を訪れる人たちを広く迎え入れてくれています。修行のための山寺だっただけに、伽藍、境内の佇まいは非常に素朴ですが、紅葉が始まっており、流れる滝の音やカサカサする落ち葉の音に触れるだけでも癒される空間でした。
副住職に普門寺の歴史や御堂の成り立ち、御仏像様の特徴や思い入れなどをお話頂いたのち、手ほどきを受けて、瞑想に入りました。
10分ほどの静寂の時間。
それぞれ、自身の呼吸だけに一点集中し、ただひたすらに呼吸を重ねます。集中しているつもりが、すぐに違う事が頭に浮かんできて途切れてしまう…。実際の修行では1~2時間行うとのこと。
日々、いかに情報や不安、思い過ごしに心が振り回されているか、実感できる体験です。
秋らしいお昼ごはんと、心を整える1時間。心身ともにリフレッシュし、再び筑波山麓の街並みを通り抜けて、ゴールへ到着となりました。
地域に根付いている食をありのままに体験
「自然のめぐみ」をできるだけそのまま、外の空気に触れながら味わう。簡単そうで、実は難しいのが現代社会です。作り手である生産者が届けたいのは、そのままの味も知ってもらえる機会ではないでしょうか。
気軽に、便利に、簡単に手に入る「食」。歩いてその地をめぐり、背景を知ってからいただくと、また、格別な味わいになるのかもしれません。rall.hourでは、生産者・作り手にアドバイスをもらいながら、旬の味覚をともに提供するツアープログラムを今後も企画して参ります。
筑波山麓へ便利なつくばエクスプレス。
東京・秋葉原駅から快速で45分、つくば駅へ。つくば駅からは路線バスで40分程で筑波山麓に到着します。電車、バスともに本数も多く、日帰りでも十分楽しめる距離感です。その他沿線には茨城の「トカイナカ」を堪能できるスポットが点在しています。
都心から程よい遠さ、「筑波山麓」の四季折々の風景と旬の味覚
稲作、果樹栽培などの恵みをいただける秋。冬には関東平野一望の美しい夜景、春には桃、桜、山桜などが山麓一帯を覆い、夏にはどこまでも続く真っ青な田園風景。
それぞれの季節で全く違う表情を見せてくれる筑波山麓は、何度も通っていただきたい、深みのある場所です。「次の週末はどこに行こう…?」という時には、ぜひお気軽にお出かけください。
ツアー企画監修&アテンドガイド ナキネ代表・浅野祥子さん
自然のもつエネルギーを感じてもらいたい、自然の中で楽しみを見つけるはじめの一歩をお手伝いしています。ナキネ・浅野祥子さん(筑波山ガイド 、筑波山地域ジオパーク認定ジオカイド、JBS認定ブッシュクラフトインストラクター®︎、バランスケアセラピスト)
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