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#地域 #茨城食材 #農と里山
山桜の里・桜川を歩こう~茨城 春の恵みオーベルジュ体験付~
2021.5.23
「その時期にしかない」「その土地ならでは」「地元の人しか知らない」。このツアーだけでしか体験できない五感で感じる春の旅
観光地ではない場所へ、その地に住む人の案内で訪れてみる。そんなひとときを過ごしていただきました。
今回の旅は、平安時代から桜の記録が残されている桜川市を舞台に、地域の民家にある桜をマイカーでめぐる旅。
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今回の出発点は、桜川市大和地区の古民家カフェ一会一期。桜川市の農産物を使った軽食や工芸品などが趣のある古民家の中で販売されています。ツアー開始にあたり、運営を担うさくらぼ代表の大川奈奈さんによる、レクチャータイムでは、桜川市に自生する山桜や多岐にわたる桜の種類についてお話を伺いました。
さくらめぐりmapに記載のある桜は27つ。掲載されているのは、多くの人を呼び込むために植えられた観光地化された桜ではなく、それぞれのストーリーがある古木ばかりです。代々引き継がれ、その家の敷地内で大切に守られてきた桜の木々。そんな桜を自家用車で近くまでいき、地域の中を歩いて見に行くツアーでした。
途中途中で、出会う地元の方々。桜や地域にまつわるストーリーを話してくれたり、お茶に寄っていきなよ、とお誘いくださったり。やさしいふれあいの時間にご参加者様もほっこりされていました。個人旅行では知り得ない地元ならではのスポットをご案内することができました。
ランチは、真壁にある見晴らしの丘うり坊で「いばらき春の恵みオーベルジュ体験」を。オーベルジュとは、その土地ならではの旬の食材を使った料理を提供するフランス発祥の宿泊施設のこと。地元桜川の生産者のもとで直接味を確認して食材を厳選し、季節ごとにメニュー構成が考えられています。
今回特に好評だったのが、銘柄豚肉「常陸の輝き」。武熊牧場から新鮮なうちに直接仕入れ、低温ローストで調理されている一品。やわらかく、旨味があり、香りの良い肉質でした。
桜川だけではなく、茨城県産の鮮魚やフルーツも数多く取り入れ、色合いや盛り付けにもこだわりを感じる一品の数々。茨城を代表するオーベルジュを目指して、日々研鑽されている素晴らしい場所でした。
締めくくりは桜にかけたワークショップ、「桜餅づくり体験」。地元の和菓子作りの先生をお招きし、もち米を炊くところから、レクチャーしていただきました。遠巻きに眺めていた男性陣も、もち米をつぶす行程くらいから前のめりで参加していましたよ。
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「桜川には、観光地化されていない魅力がある」。
そのようにアンケートに書いていただいたご参加者様がいらっしゃいました。今回、このツアーでお伝えしたかったことが受け取ってもらえていたことに、なにより嬉しく思えた1日でした。
「観光地化されていない魅力」は、つまり、その地に住む人々の暮らしそのものが輝いているということ。訪れた人が、そこに気づける旅のスタイル。rall.hourの旅が、地域と人・モノ・場をつなぐきっかけになれたら…と切に願います。
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photo by rall.hour
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